
割とありふれた終末パンデミックものだった。ブラッドピット主演なだけあって主人公の演技力に抜かりはない。
終末ものはある種の思考実験であり、宇宙人はいるのか研究している天文学者はいるらしいが、ゾンビはいるのか研究している細菌学者は聞いたことないからパンデミックの思考実験は特にハリウッドで描かれるものがもしもの事態を想定する指南書となりうる。まあ、ゾンビなんて絶対いないだろうが。
テーマ性としてはタイトル通りで世界を股にかけて国連捜査官の主人公がゾンビの原因を調査していくのはタイトル通りワールドウォーだ。その中で各国の対応や人々を見ててもリアリズムてかリアリストっぽい人物像がチラつく。
アメリカ(国連)
洋上に艦隊を浮かべている。国連事務次官が乗船中だが権限は軍に。大統領は死亡し、副大統領は行方不明。首都は銃撃戦のちに不通となる。
ハーバードの明らかに飛び級した感じの天才博士と主人公をウイルスの発生源と思われる韓国軍基地に送って現地調査を。
また、断った主人公に家族諸共船を下ろすと艦長は言う。主人公もただで船に乗せて貰えると思ってたのかその辺考え甘過ぎだが、要人の家族でさえ難民キャンプ送りで非常体制で対応している。
韓国
かのアルカイダの指導者ヒンラディンを暗殺した特殊部隊シールズの警護で博士と主人公は韓国軍基地へ。
敵地に赴くわけだからもっと人数連れて行っても良かったと思うがシールズがゾンビ相手に苦戦し、壊滅状態。
主人公はまだ若い博士に機内でシールズが警護してくれるから大丈夫だといってたがゾンビに焦り銃暴発で死亡。
国連事務次官曰わくの人類の希望が合えなく初期シーンで事故って死んだ。
韓国軍生き残りより話を聞くとアメリカ軍に過去にゾンビのメールを送ったのは事実らしく、アメリカより前から戦闘していた。
そこで収容されてたCIAエージェントが北朝鮮に武器密売していたとかなんとか。
正直、北朝鮮のゾンビウイルスなのかと言われると日本人なら皆納得するだろうが、そいつが吐いたのはイスラエルが対ゾンビ壁建設していたとだけ。
キム一族が不死軍隊作ろうとしてバイオハザード作ったわけではないようだ。
イスラエル
対ゾンビ壁を一週間で建設。そんなの作ってたらパレスチナが自爆テロの対象にしそうなものだがPLOとかハマスは何やってたのか?
とはおいといて、壁の中へパレスチナ民を受け入れるイスラエル。
モサド長官曰わくパレスチナ民を受け入れればゾンビも減る。
なんかアメリカ視点なイスラエルだがイスラエル部隊のパンデミックはなかなかない。
壁が破られたのに冷静に収集に向かう兵士たち。
さすが国民皆兵の最強の軍隊。女性兵もいるし。
まあ、実際ゾンビ相手だったとしても練度が他国の比ではないであろうイスラエルはさすがだ。自衛隊なら即壊滅してるだろうね。
のち、イスラエル脱出、WHOの施設へ。
結末もウイルスが何かは分からないがハッピーエンドではある。
なんと言うか斬新な対処法だった。
明かさないが、見た人は分かるだろうが、あれだとウイルスというか一種の知的生命体が人類に規制したとかの裏設定があるのだろうか?
起源がインドってのもなあ。
イスラエルがインドの通信傍受したとの話なだけだったからインド起源というよりかは隣国の中国開発か。
北朝鮮VS韓国かイスラエルVSシリア辺りでこじれて未知の生物兵器使用って構図がわかりやすかったが。
設定やストーリーの良さというよりこれはもうゾンビに各国はどう対処するかだろう。
アメリカは大統領権限が強すぎるだけあって大統領死亡と首都瓦解した以上、独自に解決することは無理だったようで、韓国は一部のみ健闘。
イスラエルはうまくやってたらエルサレムが世界の首都になってた。
ロシアは最後出たが、滅びてはいない。
日本はどうなのだろう?
描かれなかったが、海運国だからなあ。海自を中心に生き残りはいるかもしれんが、アメリカ、インド韓国がガタガタな以上護衛艦が他国に合流はできないかな。








