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 モコと歪んだ殺人鬼どもとかかれた表紙にはそのモコに黄色い配色。モコはいわゆるロリキャラでそのため、センター試験対策の黄色本思い出した。こんな感じのテイストだった気がする。

コマ割り下手過ぎ

 話しの良し悪しは置いといても、コマ割りの下手さが目立つ。詰め込み過ぎな印象を受けるし、割とあっさりとしてるはずのページでも使うべきコマが違う配置になってる。ミステリーならセリフ多くても良いのかっていうとコナンとかそこのとこちゃんとしてるから。絵を増やしたらいいんだけど。
 アシスタントが足りてないのか何なのか背景の書き込みも少ない。漫画はもっと絵で見せるべきだ。セリフが多い漫画もあるが、コマ割りがちゃんとできてる前提。

モコはロリババア

 モコはロリババア。…………。見た目は子供、頭脳は天才、齢は大人。真実はいつも一つじゃない。


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 これは何か。出版規制を避けるためかもしれない。でも、コナンも金田一も小学生だけど。
 これは、狙ってるのか?子供が捜査ってのは割と多いが……。子供じゃない。これが一番驚いた。それもももちみたいな狙ってやってるわけでなくガチな天然。じゃあ、子供でいいだろ。


設定は秀逸


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 第一話の容疑者は小学生。でも、ロリババアは容赦なく完膚なきまでにまで叩きつぶし、また、その小学生も異常だけど。
 トリックも練られている。続きが楽しみだ。ある意味タイトル通り。歪んだ殺人鬼ってのは異常犯。


と、ここまでが客観的レビュー

 ↑までは第一話を読んだ時までて書いた感想。大体においてミステリーはネタが割れるまで段々と面白味を増していく。ストーリー全体を通してもそうだ。コナンだって黒の組織の全貌が削りだされていく面白さを基本の一話完結(アニメスケール)と共に内包する。
 これも同じ面白さ、いやそれ以上のものを持っている。それが、2巻を読み終えた後の感想だ。
 正直、レーベルがメディアファクトリーだったので何一つも期待してなかった。ただ、トリックがあれば吉くれいでトリックすらない設定頼みのゴミ漫画な可能性もあるなとか考えてたが、これはMFの生み出したバケモノだ。
 ミステリー単一にしてもかなり読ませる漫画だ。

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 第一話これにはぐっと来た。ロリババアなにいってんだとも思ったが。真実を見抜くその能力もすげえ。


ミステリー成立

 ロリババアはハイギブテットといって通常のギブテットと呼ばれる高知脳な人を更に越えている。
 嘘を見破ったり、4原色色覚、速読、絶対音感……。

4原色色覚とか漫画で初めて見たわ。


 にしてもそれを超能力的に駆使するのでなく、推理してるから話しが成り立つ。色覚にしてもルミノール反応なしに血が見える。それで証拠が手にはいるが、恐るべきはその後も直ぐに犯人が分かる。分かったらハイテンポで追い詰める。その推理もよく考えられてるものだ。

 3巻にも期待したい。こんな漫画がずっと読みたかった。